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エンジン#6
[2005/05/24 01:55] ドラマ・テレビ
「エンジン」第6話 17歳の花嫁

ホームでは突然、春海が「結婚する。学校もやめる」と宣言して大騒ぎ。結局、春海の相手をホームに呼んで会ってみることにする。騒ぎを聞きつけて春海の母親もやってくる。

しかし、次郎がたまきからテストドライバーの面接を進められて迷いつつも出かけようとしてエンジンをかけたバスに、連絡のつかない彼を心配した春海が乗り込んでくる。

なんだかんだ言いながら次郎は春海を乗せて彼のバイト先のレンタルショップへ。しかし彼はいない。動揺している春海と次郎が押し問答しているところへ、彼がやってくる。元気そうな彼に喜んで近づいた春海に対して彼の態度は逃げ腰。

「ボク(ちゃん)が来てくんないと、こいつ、一人で全部みんなに話さなくちゃなんないんだぜ」次郎が彼氏にせまると、完全におそれをなしてバイクで逃げ出す。春海を乗せてバスで追いかける次郎。しばらく追うが春海がさけぶ。「もういいよ、次郎。」

春海は次郎に頼んで教会に連れて行ってもらい、自分の夢を話す。後から春海の母もホームから来てその夢を聞く。それを聞きながら次郎は一言、「おまえ、いいこと言うな。」

ホームに戻った春海は笑顔を見せる。「バカ次郎が一緒にいてくれたから。」っそういう春海の一言に子どもたちは春海を取り巻くが一方、今回も次郎におかぶをさらわれた鳥居先生の表情は微妙。

次郎は結局面接には行かず、レーサーとしての夢を追い続けることにする。そして夜の教会で朋美先生のミニコンサートを楽しむ。

そのころ、瑛子は猛に「実は・・・」と何かを打ち明けようとし、一方(春海のことが好きな?)大輔は、春海にひどい仕打ちをした彼氏(すでにもう新しい彼女と歩いていた)に飛びかかって殴ってしまい、警察沙汰に・・・。



春海の一途な想いは、きっと母親を見てきて、ずっと「あたたかい家族」を思い描いてきた末のものなんだろうな。今はきついことを言っている母親も、たぶん、同じような夢を持っていたんだろうと思う。

結局、本当に信じていた人に裏切られた形となった春海だけど、「泣かないよ」と言って教会で夢を語った穏やかな表情、思わず涙が出てしまうところ、ほんとにキレイだな、って思った。

二言目には、「ボクの経験では」と自らの路線を貫き、「教科書通り」の対応を持ってあたっている鳥居先生は、相変わらず次郎を敵対視。「いい加減、大人の対応をしてください」と次郎にせまるけど、結局子どもを救うのは次郎の子どもっぽい純粋さ。

さすがに少しずつ揺らいできているようだ。朋美先生に、「保育士としての経験などで子どもに対するのと、行き当たりばったりで子どもに対するのと、どっちのが正しいですか?」と聞く。

朋美先生の答えは「正しいのは前者・・・だけど・・・」

そう、朋美先生は次郎といて、子どもたちが次郎に惹かれるわけにも気づき始めている。朋美先生自身、教科書通りに頑張るだけじゃどうにもならない「想い」があることに気づき始めている。

「教科書」と「経験」の型に当てはめるだけでは、一人一人みんな違う子どもたちには寄り添えない。鳥居先生は「当てずっぽう」だって言うけれど、そうじゃないんだよね。次郎は、「子どもの目線」に立って、「子どもの思いを尊重」し、「一人の人間として対等に」対応している。次郎と子どもたちは「共育」の関係にある。次郎の経験や考えは子どもに理解できるし、子どもも本音を伝えることができる。だから、子どもたちは次郎の行動に納得し、感じるものがあるし、一方次郎も子どもたちに学び、教えられている。

これは、「自分の型」でしか物事を見ることのできない鳥居先生には決定的に欠けていて、わからないことなんだよね。「分別のあること」が「大人」の条件であり、それに当てはまらない次郎は「子ども」扱い。ホームの子どもたちのことを考えているようだけど、結局「自分の理想の型」に当てはめることこそが子どもたちのためになると思っている。自分から作ってしまっている壁がある限り、子どもたちもそれ以上は踏み込んでは来ない。

朋美先生はそのへんが分かってきているんだよね。だから「自分だったらこう思う」とか「自分もあのころはこうだった」という気持が出てきていて、だんだん子どもに寄り添ってきている。

鳥居先生がここに気づくのはいつになるんだろうね。

さて、次回は大変な騒ぎになりそうだ。前回、徹がケンカ騒ぎを起こしたところに今度は大輔の警察沙汰。あのうるさいおばはん達がここぞとばかりに攻め入ってきそうだ。大輔と父親の関係にも何か変化がある?

それから瑛子の告白。辛そうな彼女の過去の告白があるのか。

今回は、朋美先生のミニコンサートに聞き入る次郎との雰囲気がいい感じだった。ピアノを弾きながら朋美先生が次郎に「あなたって良くわからない」と言うと「分かってたまるか」と次郎が返すやりとりが初々しくて微笑ましかった。


だーけーどー、次郎くん。いくらメカをいじれるからってピアノは勝手にいじっちゃいかんよ。鍵盤が上がらないのは、朋美の言ったように物が挟まってるとか、弦が錆びてハンマーが鈍くなっているとか、そういう物だから、ピアノ知ってる人じゃなくちゃ、触っちゃダメだって。あれだけ古いピアノだったら、弦とかハンマーの不具合だろうからちゃんと調律してもらわなくちゃ。

あと、教会には普通、「ピアノ」よりも「オルガン」だと思うんですけど。少なくとも、私の知ってる教会は大抵あんなでっかいグランドピアノじゃなくてリードオルガンとかパイプオルガンとかが置いてありますよ。そのへんちょっともにょった。

まあでも、次郎と子ども達のやりとりが楽しいので、来週も楽しみにしています。今度は大輔くんだよね。ファイト!


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コメント
TBありがとうございました。

怖くなって逃げ出すとかダメですよねぇ。とし君は最低だぁ。
[2005/05/25 09:19] URL | chany [ 編集]
トラバありがとうございました!
ピアノいじっちゃって、デリケートなのにぃ~って感じですね~^^
[2005/05/25 03:06] URL | ルーシー [ 編集]
TBお返しに伺いました

今回のドラマはいまいちの出来でした
次回に期待でございます
[2005/05/24 16:46] URL | tvwatcher [ 編集]
そうかあ、鳥居が朋美に質問してるってことは少しは考え始めてるんですかね
ほんの少しでしょうけど
鳥居先生も間違ってはいないと思うんだけど心地よさがないって言うか
はやくスッキリしたいです
[2005/05/24 14:28] URL | blueangel2005 [ 編集]
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