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今週末は、東北を感じて来ます。
[2011/09/08 22:46] ひとりごと
奇しくも被災から6ヶ月たった9月11日に、仙台の地を目指すことになりました。
自分なりに何ができるのかを考えて、今の自分にできる事は「伝えること」だと思いました。

その前に、まずはしっかりと「今を感じる」ことからはじめなくてはいけないと思いました。

10日に息子・娘と家を出て、11日に仙台を目指し、12日はひたすら帰路、という本当にハードなスケジュールですが。与えられたきっかけをしっかりと受けとめ、また震災から半年の節目に東北を目指すことを許されたその意味をしっかり考えながら、真剣に、まっすぐに、「今」を感じてこようと思います。

見るだけじゃだめだと思います。
聞くだけでもだめだと思います。

だから本当に真剣に、自分のすべてで受けとめてこようと思います。

動いたその行程は、Facebookを通じて報告したりブログやHPにまとめて記事という形で伝えたいと思っています。どんな形になるかはわかりませんが、私なりの、私にできる、小さな支援、応援として何らかの形にしたいと思っています。

今回の東北行きに当たっては、中途半端な気持ちで行くことは許されないと思いました。そこで求めた本を二冊紹介します。
一冊目は河北新報社の「東日本大震災全記録」という本です。
読んでいて、今のメディアの報道に感じる煽りや薄っぺらさが全然無く、本当に真摯に東北を伝えています。なぜかを読んでいてわかったことが、この河北新報社というのが仙台にある会社なのですね……つまりは、会社の社員、記事を書いた人たちは実際に自分たちも被災している方々だったのです。
被災した自分、そして記事を書く自分。
その二つの立場からの葛藤も含めて、だからこそそこに真剣に見える「伝えたい」想い。
それが読みながら心にドカンとぶつかってきたのです。

そういうものをしっかりと感じさせてくれたこの本と、この本を出した河北新報社さんを心から応援したいと思います。この本を抱えて東北に行こうと思います。

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もう一冊は、被災した子ども達80人の作文を収めた文藝春秋社の特別号「つなみ」です。
ここには、子ども達の生の声や表情、被災した状況などが綴られています。
作られた物ではない子ども達の真剣な受け止めを、読みながらこの子ども達が本当に笑顔になれる日本になっていくためにはどうしたらいいのだろう?と本気で考えています。

先に挙げた河北新報社さんの本の記事と子ども達の声が重なって、本当に私たちは国をあげて必死になってこれだけの人たちの心の傷を一緒に受けとめ考えてこの先の未来を紡いでいかなくてはならないのだ、と思いました。

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この二冊を携えて、東北に行ってきます。
それだけの覚悟を持って、東北を感じてこようと思います。

現地で頑張っている人たち、現地を想う人たちと共に短い時間でも心を込めてできる事を考えてこようと思います。

行程地図


付記:東北には、栄村出身のデザイナーゆきつぼさんが作った「希望のたね」を持っていこうと思います。希望のたねについてはこちらから。→http://yukitubo.naganoblog.jp/e790253.html
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