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20年ぶりの再会
[2007/05/23 18:05] 教育・学校
昨日、「今、長野駅だよ~、今から行くよ」って電話してから待ち合わせ場所に車で行って待っていたら来ました、懐かしい顔が。

彼女は電動車いすに乗ってきていて、家の場所を教えてくれて、「先に行ってて、あとから行くから」というので私が家の前に車を停めておみやげ持って降りたところに追いついてきました。

「久しぶり!」

笑顔で挨拶。


彼女からメールが届いたのは数日前。
「臥竜公園に行きたいんだけど、会える?」とのことで、「喜んで」と返事。

でも、「体調悪いから、行かれないんだ、代わりに遊びに来ない?」とのメールが昨日。

そこでわたしも丁度長野に行く用事があるから行くよ、と返事。




彼女と出会ったのは、初任校の養護学校で、でした。

わたしは高等部の1年生の担任に、ぺーぺーでやって来たのに、彼女は小学部からずっとこの学校にいたからその時高等部3年でもう大先輩。(笑)

その時、わたしは22才、彼女は19才。
その差3才。

でも私は先生、彼女は生徒。

「最初見たときはねぇ~、なに、このお姉ちゃん、って思ったのさ~」

と言われてしまいました。今日あかされた20年前の事実。(爆)

養護学校のスタートはかなりのとまどいの中でした。
でも、担任した一年の車いすの女の子、男の子を初めとして「音楽の楽しさ」を再確認させてくれたのはこの学校での試行錯誤の日々のおかげでした。

(そのあたりは、わたしのブログ「うつのくれた贈り物」に書いてありますので、お時間のある方はお読みくださいまし。)

さて、彼女との出会いは衝撃的でした。
なにせ、手が緊張で動かないため、すべて彼女は「足」で身の回りの物事をこなしていたのですから。

箸を持ち、ものを食べ、編み棒を持って毛糸を編み、字を書くのも物を持つのもみんな足。

その足さばきは本当に感嘆の一言でした。

そして音楽の時間。

「歌」は何とかなっても「合奏」になるとそれはそれは大変だったのですが、その頃にYAMAHAから「ポータブルキーボード」という代物が出たのです。

これを使わない手はない、とさっそく授業に取り入れて合奏しました。
その時に「イエスタディ・ワンスモア」を編曲してやったんですが、もう、完成したときは本当に涙が出るくらいに嬉しかったものです。

その合奏に欠かせなかったのがメロディーラインをキーボードで一生懸命に練習した彼女の足技がありました。

それ以来、彼女は昼休みになると、

「せんせ、やろう」

と言っては1年の教室にやってきて毎日キーボードを練習。
わたしがもう片方の足でコードを付けるようにアドバイスしながら練習して、ついに一人でキーボードの演奏をやってのけるようになりました。

彼女の名前は、聞いたことある人がいるかもしれません。
世間には「風子」という名前で今やっています。

県内外の学校などから依頼があると、彼女はキーボードを持っていき演奏を交えながらユーモアたっぷりに自分のことを話します。

足で描いた「絵手紙」ならぬ「絵足紙」は、つい先頃下館の美術館でも展覧会が開かれた、とのこと。

わたしは裾花小学校にいた10年ほど前に、彼女の公演&演奏を聴きましたが、よくここまで上手になったなぁ~、と感慨ひとしおでした。


その彼女とそんな昔の話から始まって、今の学校の話までしてきました。

「今の学校はおかしいと思うんだよね、不登校の子供たちはそのおかしいことに気がついて学校に行かないのに、なんで不登校が悪いように言われるのかな…」

「うん、あたしもそう思うよ。1日だけだけど、公演に行った学校で、すっごくおちこんで帰ってくることあるもの」

「あ、そうなんだ、やっぱそう思う?」

「思う思う。校長教頭によってほんとに全然違うよ、わかるよ」


なんと、そんなぶっちゃけた話までしてきたわけで。

「わたしね、今は学校に行かれなくて休職中だけど、いずれは…不登校の子供たちのために学校作りたいんだよ」

「うん、その気持ちわかるよ、頑張りな」

「そん時は、講師で来てね。」

「喜んで、応援に行くからさ」


彼女のお母さんも交えて2時間。
ずっと語り続けて7時まで。

初任校で会ったあの頃は、こういう話をするとは思わなかった二人が今日、久しぶりに再会して教育談義に花を咲かせました。

名残惜しかったけど、もう遅いしとおいとましてきましたが、「家覚えたからまたおいでよ」との言葉に送られて帰ってきました。


22才と19才が、いまや46才と43才。
でも、気持ちは二人とも、若いときから全然変わらず前向きで…そして明日からもまた、それぞれの場でできることを頑張っていく…。

昨日の再会。
不思議だけど心から満たされる時間でした。
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