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「わるいこと」は「悪」か?
[2007/05/08 12:22] 生活・自然
最近、SNSの日記に熱中していてブログがおろそかだったので、今日は2連発。

よく、「そんなことは悪いことだからしちゃいけません」「悪い子は○○されちゃうよ」などという言葉を耳にします。

先日のブログに「親学」という事について書いたときにも思いました。

「わるいこと」っていったいなんだろう?…って。

わたしは、子供の時に、「マンガなんか読んではいけません」といわれて育ちました。「バカになる」とまで言われました。

でも、マンガ好きだったから友だちから借りてこっそり部屋で読みました。
親が部屋に来る気配があったらあわてて机の下に隠して。(笑)

両親共にお酒を飲まない家だったので、ずっと「酒飲み」は悪いこと、「酔っぱらい」はみっともないことだと思って育ちました。

事実、子供の頃に庭の前の道ですごく酔っぱらったおじさんが大声で騒いでいるのを見たとき、それから大学入学のクラスの初めてのコンパでみんなが酔っぱらって大騒ぎしているとき、身近になかったこの光景に「地獄のようだ」と思って生きた心地しなかったのも事実です。

のどが弱かったのでたばこの煙は苦手でした。その頃は禁煙車なんてなかったから、電車に乗るともうもうと煙って見えました。何よりも「大人になるまで吸っちゃいけないもの」だから子供が吸うなんて「わるいこと」だと思っていました。


大人になった今、私は変わらずマンガが好きです。
マンガをきっかけに知った世界はたくさんあります。
音楽のこともたくさんマンガから学びました。

お酒…20までは飲みませんでした。
でも、20のお誕生日に飲ませてもらったワインは最高においしくて、それ以来「わく」と言われるくらいに飲むようになりました。(笑)

たばこも…20で教育実習のあったときに、ちょっとつらくて苦しくて、友だちに影響されて吸ってみました。(正確にはふかしただけ、ですが)
たばこをくわえてゆらゆらする煙見ている時間は落ち着くものだ、ということをしりました。


私は、自分の子供たちや生徒たちに、「これはいけない」と言うことはしないできました。

それは、自分の経験から、「いけない」「悪いこと」「ダメなこと」といわれたことだって、この世に存在する理由はあるんだな、とわかったからです。

髪の毛を染めることも、確かに髪が傷むし、薬を使うことでの影響はあります。
でも、「なぜ、染めるのか」と聞いたときに、「それで自分を変えたい、何かが変わるかもしれない」と答えた不登校の生徒の言葉。
自分の息子も、一時期中学の時に染めました。「ダメ」と言うことで、それを禁止することでの弊害と、やってみて自分で経験してみてから「これはよくないのかなぁ」と思ってまた戻すこととは大違いなんです。

息子はあれだけこだわっていた髪を染めることは、もうやりません。
今は黒い髪のままで胸を張っています。


かつて、「悪影響」と言われた「全員集合」という番組は、今や昭和を代表するバラエティー番組です。
「しんちゃん」は子供に悪影響、と騒がれながらもいまだにアニメは続いています。

私は子供たちに、しんちゃんもどんどん見せました。
「わるいこと」「いけないこと」を怒られながらもしているしんちゃん。
でも、小さいながらに子供たちは「しんちゃん、車こんなことしちゃ、危ないよね?」としんちゃんのする「いけないこと」にはちゃんと気がつきました。

泥だらけになって遊ぶと「ばっちい」「ばいきんがつく」と言って怒る親もいます。
でも、そうやって遊ぶから土のぬくもりやいろいろな状態の変化を知っていくんです。泥だらけの手でものを食べても、病気になるとは限りません。むしろ、そういう生活の中で「菌」に対しての「抵抗力」がついていくんじゃないでしょうか。

「きたないもの」からむやみに身を避けていても、それは世の中に存在します。いつかは触れるときが来ます。その時に、「きたない」ということしか知らずに触れたことがなかったら、自分で対処できません。

「わるいもの」「わるいこと」にも、触れてみないと「なぜわるいのか」には気付きません。


大切なのは、「なぜ」「どうしたら」「どうすれば」を教えることなんだと思います。

きれいなものがある、その影には必ずきたないものが存在します。
美しい花を咲かせるためには、くさい肥料を使い、泥だらけになって汗まみれになって育てる期間が必ず存在するのです。

その「きたない」部分を覆い隠してきれいな花ばかりを見せて育てたら、「きれい」と思う心は育ちません。

「わるいこと」を隠して育てたら、「いいこと」がなんで良いのかが分かりません。

どちらも存在するのが世の中。
大切なのは、その事実を見せて、そしてそれが良いのか悪いのかを「判断」できる力を育てる事じゃないのでしょうか。

「これが悪い」「これがいけない」と決めるのは、それぞれの人間です。
それをただ押しつけ、決めつけて子供たちを型にはめるのではなく、子供たちが自分で考えて迷いながら決めて行かれるように「判断の基準」を教えるのが親や社会の大人の役目じゃないかな…と、そう思います。

「わるいこと」は「悪」じゃないんです。
「悪」は、それに対して目をつぶり、覆い隠そうとするその心の中にあるのじゃないかな、と思います。


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コメント
考えさせられます。
自分の事考えても良いとこもあるし悪いとこもあるしね(あくまで主観)全体としてはまんざら悪くはないだろって思ってますけど・・
バランスが大事だと思いますよ。最近は個別に善悪を決めすぎると思う。グレーだっていっぱいあるしね。
決め付けるなよってとこコマちゃんと似てるなって感じます。
なんかわかんないけどありがとう。
[2007/05/08 16:45] URL | ぼの [ 編集]
もう少し

強くなるって話でね。前に寄生虫を研究している学者の人の話聞いたのだけど・・。

その人は「ハルちゃん」て名付けたギョウチュウをおなかに飼ってる。何メーターかに成長しているらしい。なんでわざわざそんなことしてるかっていうと体の中に異物がいると体が強くなるんだって。「大変だ!」ってんで免疫力も高まるらしい。結果、病気になりにくくなる。今はほとんど寄生虫を撲滅しちゃって日本人は弱ってきているのではって言ってた。

肛門には肛門常在菌って無害な菌がいて肛門を守っているらしい。ウォシュレットを使うとこれをジャージャーと流してしまうので良くないらしい。

なんて話を思い出しました。
変な話でごめんよー(^ー^)ノ~~
[2007/05/08 16:55] URL | ぼの [ 編集]
うふふ、でもその通り
>ぼのさん

ありがとう。
変な話、じゃないですよ。
私の言いたかったこと的確に表現してくださっているなぁって感激しました。

そうなんですよ…よく、いじめの代表的な言葉に「ばい菌」って言うのがあげられますが、「ばい菌」がこの世からなくなったら…人間だって生きていられなくなるんじゃないかなって思います。

そういうものすべてで成り立っているのが世の中。その微妙なバランスを人間だけが受け止めないで崩しているんですよね。

「きたない」とか「悪い」とか言って避けていて、それで自分たちの体の抵抗力下げているように思います。

結局「危機感」が育てる力って大きいと思いますよね。「火事場の馬鹿力」という言葉もありますけど、眠っている力を眠らせたままに…人間ってもったいないって思いますよ。

私は強くなりたいので、「人として許されないこと」以外からは目をそらさないでやっていきたいです。
[2007/05/09 02:36] URL | コマちゃん [ 編集]
そうですね
いいか、悪いか、それを決めることも難しいです。世の中に無駄なことはない。まして、存在してはいけないものなどいない。でも、自分より下を見て安心する醜い心も存在して。少しずれるけど、物事はどちらでみるかで、違ってくるし。
いろんなことを経験、特につらいことを経験すると、物事はそんな断定的に言えないよなあと、そうも言えるけど、こうも言えるとか。
たぶん、犯罪にかかわらなければ、全てのことは、自分にとって、許せるか許せないか。それが、育ってきた親の価値観に影響されることが多い。子供のことも、ほんとは、任せればいいのに、汚いのは気にならないけどとか理屈をつけて、でも転ばないように、痛い思いをしないようにと、自分はなるべく手を出さないようにしてきたつもりだけど、たくさん規制してしまったのかもしれません。ほんと考えさせられます。論点少しずれてるかも、ごめんなさい。
[2007/05/09 10:16] URL | 曇り空 [ 編集]
>曇り空さん

お返事遅くなってごめんなさいね。

論点ずれていませんよ、そのものズバリです。

親や、先生というものはつい子供の困難を取り除いてしまいがちなんですよね。
だけど、その障害がなくて楽に歩く道と、障害を乗り越えて歩く道…振り返ったときにどちらの方が体力や対応力がついているかというと…想像に難くありません。

先の先を見ていたら、今のことなんか小さいことにしか思えなくなる。

それの積み重ねだと思っています。

むずかしいですけどね、人間ってそうやって他人と関わることで自分の存在価値を認める生き物だから…。

私も、試行錯誤の積み重ねです。
[2007/06/04 02:04] URL | コマちゃん [ 編集]
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