fc2ブログ
             
息子との対話
[2006/06/24 03:21] 子育て
息子は今日、学校を休んだ。
2時頃、電話がかかってきた。

「どうしたの?」と聞いたら、「今日は起きたんだけど、行くのやめようと思ってまたねて、何回か起きたり寝たりした」というので、「自分で行かないと決めたんだったらそれで良いじゃない」と言ったら、「だって、母さんとだったら行かれるんだけど、母さんが疲れるの見るのいやだから」という返事が返ってきました。

この子は、ほんとに私と物の考え方が似ているんですね…。
自分のことよりも人のことを先に考えるところ…。

だから、言いました。
「母さんは、確かに疲れるけれども、あなたが母さんの助けがあれば学校にいかれるんだったら、その方がずっといいんだよ。疲れを忘れるんだよ。今、母さんが学校を休んでいて、あなたを送ることが出来るのは、神様がきっとそうやってあなたの手助けをしなさいと言っているからなんだよ。あなたが、行くことの辛さと、学校での寂しさを今しょっていて、母さんと行くことでその辛さが少し減るのだったら、それで学校にいく気になれるのだったら、母さんはその方がずっとうれしい。」

それを聞いた息子は、「それじゃ、毎日学校にいきたい」といいます。声も元気になっていました。「じゃ、そうしよう?あなたが毎日学校にいくことで、だんだん元気になっていくことで、母さんも元気が出てくるんだよ。」と言ったら、「でも、それが当たり前になっちゃうのが怖い」というので、「それはきっと大丈夫だよ、毎日学校にいくことで、あなたの寂しさはきっと減ってくるから、そうしたらその分のエネルギーを今度は一人で行くことに向ければいい、だから大丈夫だよ。」

息子は、やはり自分のこともちゃんと考えています。だから、しばらくはこうやって送っていく生活を続けようと思います。

「じゃ、母さん毎朝とにかく来てよ、父さんが行ったあと、ねちゃうのが怖い」というので、「それは母さんには辛いんだよ、毎日決まっていった時に、あなたが起きていなかったら、起こすところからやらなくちゃいけない、それは辛いんだよ。だから、あなたが起きて、自分で「行かれるぞ」って思った時に、自分で電話して。そしたら母さんが行くから」と言ったら「じゃあ、朝、父さんに起こされた時にねないようにすればいいんだね。」とまた自分で考えて答えを出しました。

子どもは子どもなりに、真剣に考えています。
自分が辛いくせに、母親の辛い姿を見るのがいやで、学校にいくことを我慢している所などは、ほんとに私の息子だ、と思いました。

今できることは、減らせる負担を出来るだけ減らして、頑張れるためのエネルギーを少しでも多く残しておいてやること。

「じゃ、明日からそうしようか」と言ったら「明日は休みだよ」と息子に笑われた間抜けな母でした。(*^ - ^*)ゞ
スポンサーサイト



子育て | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL
≪「天然石」の本紹介 アミーゴのお昼寝≫
コメント
そうですね。
うん、いるんですよね。
「自分よりも人」のことが大切に思ってしまって、それ故に帰って人間関係がうまくいかない人。

子どもの頃から、息子にはそれを感じていましたので、つまり、私にすごく似ていると思っていたので、私が「出来なくて苦しい」ことを我慢してしまったことだけは息子には似て欲しくないと思ったので、「出来ないことは出来ない」と言えるようにしようと、それには私自身がそれをしなくちゃ、と思って毎日やっています。

やっぱり…自分の子どもなんだなぁ、と思いますよ。
[2006/06/26 02:36] URL | コマちゃん [ 編集]
昨日はメール返せずにごめんなさい。
子ども三人連れて温泉行って来てすっかり寝てしまいました。

コマちゃんはすごいな~。やり取りを読んで思いました。自分のできる事とできない事をちゃんと伝えてて。
コマちゃんの息子さんと同じように、うちの娘も人の気持ちばかり優先して自分を犠牲にし過ぎてしまっていました。その気持ちが判るまで数ヶ月、娘が自分を大事にする言動が出来るまで数ヶ月掛かりました。

今の時期は今まで出来なかった気持ちのキャッチボールをしてゆく時期なのかな?と思ってます。
[2006/06/24 10:44] URL | からふる(カラフル) [ 編集]
コメントの投稿














コマちゃんへの秘密のコメントにする

トラックバック
トラックバックURL
http://komacafe.blog6.fc2.com/tb.php/278-71baeed3