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女王の教室~真矢に危機が?
[2005/09/11 21:00] ドラマ・テレビ
女王の教室 第10話

教育委員会に真矢の「女王ぶり」についての投書があり、視察に来られてあわてた校長は真矢に指導方針を穏やかにするように忠告するが、真矢は変えようとせず、さらに厳しく生徒らに問いつめる。「あなた達は勉強なんてどうだっていいんでしょう?なんのために勉強するの?」と。その真矢に答えられない生徒たち。

しかし、真矢に遅刻や好き嫌いについて厳しく指導された生徒たちは皆で話し合って「辛い時は笑顔」「挨拶はチャオ」などと気持ちの切り替え方を話し合ったり、雑用も当番制にすると決めたり、真矢に負けないために「時間を守る」「食べ物も大切にする」「しっかり勉強する」など、どんどん自分たちで決めてそれぞれの弱点を克服していった。

そんな中、12月のクリスマスも間近な頃、再び教育委員会の委員がクラスの生徒を訪問し、真矢の様子を探って学校へ授業訪問に来ることになった。

たくさんの目のある中、生徒たちは真矢に質問をぶつける。「なぜ、勉強するのですか」「再教育センターに行ったのはなぜなのですか」と。

その端正な表情を崩すことなく真矢は淡々と語る。「勉強はさせられる物ではなく、自分からやる物。いい学校、いい会社に行ってもその後は?いまよりもっとひどい辛いことがたくさん待っているのに、壁にぶつかったらそれでおしまいじゃない。そんな自分のために勉強は自らする物なのです。」「犯罪を犯したら、人の命を奪ったら一生その罪を負って幸せになることは出来ないのです。」

しかし、そんな真矢の様子を見て「そこまで語ることはない、即刻やめさせるべき」と教育委員会の人は真矢の処分を決めに去り、放課後心配した6年主任が真矢の様子をうかがうと、真矢は目の前で崩れ落ちた。



そもそも、「勉強とはなぜするのか」という疑問にきちんと答えられる大人がどのくらい居るのでしょうか。「人を殺してなぜいけないんだ」という問いに、納得いく答えを出してあげられる大人がどのくらい居るのでしょうか。

いま、「勉強」とは机の上や塾だけですることだと思っている人がどんなに多いことでしょう。「お受験」という言葉が流行ったのはもうはるか昔のことです。いまは当たり前になってしまったから。

子供たちはほとんどの子が生まれてからすぐに「なぜ勉強するのか」を教えられないままいつの間にか狭い意味での「勉強」を与えられています。自分にとってそれがどれほどの価値の物かも見定められないままただ「与えられて」来ています。

そして、そうやって大きくなった大人がまた新しく狭い意味の勉強しか知らない子供を育て上げていき、いまの社会ができあがってきています。

同様に、先生達も必死です。「なぜ、勉強するのか」その意味も知らない子供たちにひたすら「狭い意味の勉強」で必要なことを詰め込むだけで必死な毎日。真矢が6年主任に「あなたも、教師になりたての頃は、理想に燃えていたんじゃありませんか?」と鋭く突っ込んだように、若くて情熱にあふれたたくさんの先生達もいつか必死な毎日に押しつぶされ、感動や情熱を削り取られて漫然と過ごす毎日に流れるようになって行ってしまう。

朝日新聞の教育の関しての今日の記事で興味深い物が二つありました。
朝日新聞教育欄←まだアップされていませんが、ここにもうすぐ掲載されるでしょう。

1つは小中の教員へのアンケート。もう一つは「模擬選挙」の試みの記事。

「模擬選挙」についてはまた別の記事で語ることにして、小中の教員へのアンケートの結果をぜひ分析して欲しいのです。ここのところの「教育改革」で「雑務や事務処理が増えて子供たちと触れあったり、教材研究している時間がない」と答えた教師の何と多いことか。「急激な教育改革」と感じる教師の何と多いことか。現場とかみ合わない教育改革に踊らされ、保護者や管理職や大切な教え子たちとの板挟みで悩む教師の何と多いことか。

学校は「狭い意味での勉強」だけを教えるところではないはずです。そして、家庭もまたしかりです。本当の意味での勉強を教えてくれる場所が今、ないのです。「行事の削減」や「世間体」を考えての上にならえの指導によって、人の「感情」の領域を育て教育することがおざなりになってしまっているのです。

「なぜ、勉強するの?」「なぜ、学校に行くの?」「なぜ、生きているの?」…そんな子供たちの疑問にきちんと答えられずごまかしてきた余波がいま、世の中に襲いかかっているんです。

和美はいいました。「24人いれば24通りの幸せがあるはずで、だからきっとみんな幸せになれると思います」…真矢はそれに対して「ずっとそう思っていられるといいわね」と否定も肯定もするわけでなくかすかに微笑みました。

真矢は今まで、厳しいことはたくさんしてきましたが生徒たちが「自分で」つかみ取ったり決めたりしたことに対しては決して否定しませんでした。和美はそんな真矢に対して「先生は本当はいい先生では?」と聞きますが、真矢は決してそんな言葉で自分のしてきたことを肯定しようとはしません。真矢に対する価値観だって24通りの受け方があるからじゃないでしょうか。ある子にとっては良いと思っても、ある子にとっては一生いやな教師で終わるかもしれません。

「私の価値も、自分たちで決めなさい」ってとこなんだと思います。つまり、「私を利用して踏み台にして自分たちの足で立てるようになりなさい」「あなた達の生き方にとって私は1つの過程にすぎない」という気持ちなのではないでしょうか。

真矢を経て、6年3組は変わりました。真矢を経て、親と子の関係が変わりました。真矢を経て、教師たちも変わりました。その影響をプラスにするかマイナスにするかはすべてそれぞれの人次第なんですよね。


さて、ついに放課後の教壇で一人たたずんでいた真矢が気を失って倒れました。真矢の過去に何があったのか、教職を追われる真矢はいったいどうするのか。生徒たちの心には何が財産として残るのか。

次回、最終回…。


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≪選挙~「これから」を見よう ドラゴン桜~ラストスパート≫
コメント
ここにきて・・
日本のドラマというのは往々にして、後半に入ると面白さを欠くというか展開が怪しくなってきます。「女王の教室」はそうではないと期待してのですが、重要なところにきてちょっと怪しい展開になったと個人的には思います。

「なぜ勉強する必要があるのか?」「なぜ、人を殺してはいけないのか?」この質問に真矢がどう答えるか大変興味があったのですが、期待はずれでした。特に、「なぜ、人を殺してはいけないのか?」ということについての答えはかなり疑問です。真矢は「すべての人は幸せになる権利がある。だから、それを奪ってはいけないから」といういような答えを提示して、それを生徒は納得していましたが、これって明らかにおかしいですよね?

真矢が提示した答えは、そもそも人を殺してはいけないとなんとなく感じている人間に対してしか説得力はありません。人を殺すのは、他人の立場を考えないからこそ出来るからです。
結局、人を殺してはいけないとなんとなく感じている人間はそもそも「すべての人は幸せになる権利がある。だから、それを奪ってはいけないから」ということを無意識に理解しているわけです。なので、再確認にしかなりません。また、犯罪者になるから、つまり、法律に違反するからというのも説得力がありません。なぜなら、なぜそのような法律に違反することが悪いことなのかという疑問が残るからです。

このような答えでは、一番教育が必要な生徒、すなわち人を殺してはいけないということがわからない、ないしは悪いこととはまったく思わないという生徒には、ほとんど効果がないでしょう。これまで物事を冷静・客観的に分析してきた真矢という優秀な教師が答える内容とは思えません。これをみると、真矢という教師自体も真矢自身がいうようないい加減なことを言う大人ということになってしまうのではないでしょうか。非常に疑問に思いました。
[2005/09/18 03:38] URL | redsuns [ 編集]
>redsunsさん

>>真矢は「すべての人は幸せになる権利がある。だから、それを奪ってはいけないから」といういような答えを提示して、それを生徒は納得していましたが、これって明らかにおかしいですよね?

わたしはそうは思いませんでした。だって、真矢が今その話をしているのは今までいろいろな過ちを犯し、それに対して「悪いことはいけないこと」ときちんと認識しはじめている生徒たちに対してであって、「なぜ人を殺してはいけないか」という生徒に対しての言葉ではないからです。

生徒の投げかけていたのは、「なぜ自分の生徒をぼこぼこにしたのか、それは本当なのか」という疑問でしたから、それに対しての答えとしては充分だと思うのですよ。むしろそれ以上の言葉が必要ないくらいに6年3組の生徒たちは成長してきていると真矢は感じてそう語ったのではないでしょうかね。

そういう意味では、わたしはこのドラマは一向に失速しているとは思いませんでした。真矢は冷静に生徒を見て、その時その時に応じた言葉を返しているのだと思います。
[2005/09/18 13:52] URL | コマちゃん [ 編集]
>真矢は冷静に生徒を見て、その時その時に応じた言葉を返しているのだと思います。

確かに、そういう見方も出来ますね。ただ、私がちょっと引っかかったのは、これまで、真矢は一般的にも通用する説得力のある説明をしてきたのに、なぜ、最後に来てしかも重要な問いに対して、あいまいな答えかたしかしないのか?それが、ちょっと引っかかったのです。

しかし、コマちゃんさんがいうとおり、子供が成長しているとしたら、「考え方は教えました。あとの疑問は自分で考えて答えを探しなさい」ということなのかもしれませんね。確かに、これまでの展開からすると、真矢は教えることと考えさせることをうまく使い分けてきましたしね。

まあ、それはともかく、このドラマは奥が深いというか、多くの問題提起を与えたことは確かですね。
[2005/09/18 16:16] URL | redsuns [ 編集]
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『女王の教室』第10話感想
野球延長にて30分遅れだったようで。ビデオ仕込んどいてよかった・・・。いやぁ、びっくりするくらい普通のドラマ。でも、今期の中では一番「強烈でかつ力強いメッセージ」があったと思います。今までのはある意味壮大なつりってやつなのかな?今まで批判していた人の反応
つれづれなる・・・日記?[2005/09/12 20:00]
女王の教室 第10話
『真矢、最後の授業』 この物語は 悪魔のような鬼教師に 小学6年の子供たちが戦いを挑んだ 一年間の記録 今日のオープニングは、誰でしょう!?ちょっとわからなかったです。 冒頭。教壇の真矢が消えるシーンが。 これは前回同様、ラストのシーンをここに持ってきたのかな
どらま・のーと[2005/09/12 20:39]
3日遅れの…(女王の教室#10)
『女王の教室』明治製菓に続き、提供クレジットにコカ・コーラが復活Canon、資生堂、日産、ドコモよいいかげん目覚めなさい!!!今週19.7%だったから最終回は20%超え確実なのに・・・ (´ー`)┌フッてへっ( ;^^)ヘ..も復活してたな (●^o^●)
|あんぱ的日々放談|∇ ̄●)ο[2005/09/13 21:30]
女王の教室・第10話
ストーリーの中から単数・複数のテーマを見いだすことは非常に重要なことですね。
あずスタ[2005/09/14 02:03]
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