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女王の教室#8
[2005/08/21 23:30] ドラマ・テレビ
「これが、本当の私なの。いままでごめんなさい。」
髪を下ろし、パステルカラーの服に身を包み、明るく微笑む真矢にクラス中の子は驚喜する。嬉しそうに真矢を見つめる和美・・・。

しかし、由介に起こされて和美は現実に戻る。実際の真矢はやはり黒ずくめで、夢の中と同じセリフをしゃべるのにも、厳しさがこもっていた。がっかりする和美。

10月になった。真矢は受験に向けてテストを厳しくし、いっそう選別を厳しくすると言う。そんな真矢に「それは間違っているからやめてください」というひかる。同じくひかるに同調する子は手をあげるが、見事に私立受験組と公立組でまっぷたつに別れていた。真矢はひかるに同調した者に、皆一緒に雑用をやるように言う。

放課後、みんなで掃除をする公立組の中、帰ろうとする西川に由介が、「一緒にやってかないか」と声をかけるが、「塾があるから」と帰ろうとする。それを受けて、公立組と受験組がいがみ合いはじめる。あわてて押しとどめる和美。「それこそ真矢の思うつぼ」という和美の声に、一同は収まるが、受験組は掃除を手伝わずに教室を出て行く。

残った公立組は、「真矢追い出し作戦」を相談し、真矢をやめさせるために授業放棄することを決める。しかし、そんな中、何か釈然としない和美。「真矢をやっつけるのって、そういうのと違う気がするんだよね」そう姉の部屋でつぶやく和美に、「大人になったね」という姉。

翌日、ひかるを中心に「先生が辞めるまで、授業に出ません」と宣言する公立組に対して、「勝手にしなさい。受験の人たちにとっては好都合です。ついでに、卒業アルバムや修学旅行、運動会など、クラスでやる行事は全部無しにしましょう。あんなもの時間の無駄ですから。」と真矢は動じない。クラスを出ていく公立組の中、首をかしげて教室を出る和美。

真矢は、受験組にとてもハードな勉強をする。「速すぎてわからない」という声にも、「予習をしていたら当然わかるはず」と言い、つかれてボーっとする生徒に活を入れる。さらに、「本当に、卒業の思い出作りしないのですか」という質問に、「時間の無駄」と取り合わず、さらに「公立組はあなた達のこと、なんて言っているか知ってる?ガリ勉、意気地なし、ブスだからそれしか取り柄がない、などとバカにされて、見返したいとは思わないの?」と闘争心をあおる。

一方、公立組はストに全く動じない真矢の弱みを握ろうと画策し、和美と由介が真矢の跡をつけるが、しっかり見つかってしまう。「あなた達、いいかげん目覚めなさい。ストなんてものは、ただの自己満足にすぎないのよ。声高らかに反対などと叫んで、それで何かやった気分になっているだけ。」と公立組に言った後、「あなた達のこと、私立組の人がなんて言っているか知ってる?」と付け足し「あたまが悪いからひがんでいる」などと公立組をあおる言葉を言う。敗北感にうちひしがれる公立組。

その日、和美は家に帰って発熱し、翌日学校を休む。その朝、校庭で公立組と私立組が何かをきっかけにいがみ合い、衝突する。お互いに真矢の言った言葉を真に受けて相手を攻撃しあい、もみ合う中、由介は必死にそれを止める。しかし、「おまえなんか神田がいないとなんにも出来ない」と言われて思わず由介は西川の顔を殴ってしまう。それを上から見下ろす真矢。

職員室でその件に関して校長・教頭に始末について問われた真矢は、西川の前で「問題のある子は転校させればいい」と言い放ち、「あなたもそれを望んでいるのでしょう?」と西川に問いかける。それに対して返事の出来ない西川は、教室に帰ってシュンと席でうつむいている由介の顔を見る。

一方、馬場は和美を見舞う。みんなの寄せ書きを和美に渡すと、嬉しそうに微笑む和美。由介の書き込みに「あのバカ」と微笑んでつぶやく和美を見て、馬場が暗い表情をする。それに気づいた和美が馬場に問い、その日の事件を聞く。驚いた和美が何とか出来ないかと考え、馬場と協力して何かをはじめる。

翌日、登校した由介は西川に「おはよう」と声をかけ、「昨日はごめん」と伝える。それを機に、受験組から「教室に帰ってきたら?」と声がかかると公立組からは「そっちも真矢の言いなりになるのはやめたら」と提案が。「このままじゃいけないけど、どうしたらいいのかわからないんだ」という西川。そこに和美と馬場が入ってくる。「みんな、これ、卒業制作で作らない?」という和美の手には、馬場が描いた図案が。「やろう」と声があがる中、チャイムが鳴って真矢が来る。

「なぜ教室にいるの?」と問う真矢に対し、「もう、先生から逃げません」とひかるが宣言し、「私たち、これ、作りたいんです」と和美が図案を提出する。「そんなのやりたいの、でも、受験の人はどうなの?」と問う真矢に対して、「やりたい」と立ち上がる公立組にやや遅れ、「ぼくもやりたいです」と立ち上がる西川。それを機に、クラス全員が立ち上がる。「そう、あなた達がやりたいというなら、勝手にしなさい」と真矢。

やがて、教室で、美術室で、和美の家で、受験組も公立組も入り交じってみんなで製作に取り組む。お互いに声を掛け合いながら作り上げたそれを組み合わせた時、そこには大きな「友」という字が浮かび上がり、その中にみんなの笑顔の似顔絵が彫りあがっていた。歓声を上げる子供たち。

それを後ろから見ている真矢に和美が気づく。振り返った子供たちの顔にはもう、真矢へのおびえは消えていた。そんな子供たちに真矢が告げる。「そろそろちゃんと話さないとね。お家の人とこれからのことを。」そういう真矢の後ろに、母親たちがずらりと並ぶ。


昨日も書きましたが、「白真矢」の予告カットは和美の夢オチでした。まあ、展開的にはありふれていましたけど、真矢にそうなって欲しくない思いで一週間ドキドキでしたので、ホッとしたりして・・・。「黒真矢」のままで納得いく最後にして欲しいので。

さて、前回、恵里花の事件を通して「なんでも人のせいにすること」がどんな結末をもたらすか知った子供たち。いくら自分が子供だからって、自分の人生を自分で責任持てないとどんなくらい落とし穴に落ちてしまうのか気づいてから、人に押しつけて自分だけ良ければいい、と言う思いが消え去ったと思われる子供たちでした。だからひかるが「雑用も成績だけで決めないで、みんなで分担してやりたい」という思いがすんなりと子供たちの心に入ったのかと思います。

けれども、「受験間近」で「勉強しなくちゃ」という思いに焦る子供たち、つまり「成績によって選別されること」が「有利」に働く子供たちは、その立場を与えてくれる真矢に対して逆らえないでいました。

真矢がそれぞれの立場にいる子供に投げかけた言葉、つまり「ガリ勉」とか「意気地なし」とか、「出来が悪くてひがんでいる」などの言葉は、実は声に出さないまでもそれぞれの中にひそんで隠れていた思いなのですよね。

人は、心にかすかにでも持っている思いをつかれると動揺します。「困惑」したり、「怒り」を持ったり、「悲しみ」を持ったり。真矢の言葉に振り回されると言うことは、結局自分の持っている醜い思いを引きずり出されて、核心をつかれてそれにしばられてしまったと言うこと。それをはっきりと外に晒さない限りは決して消えるものではないのです。

お互いのせいにして押しつけ合うことの醜さを知った子供たちの中に、お互い思いやることの障害となっていること、それは今回真矢が引きずり出した「受験」や「成績」に対するスタンスの違いでした。朝の校庭でぶつかってそれをすべてぶつけ合った時、お互いの心の間にある垣根もぶちこわされたのだと思います。

「どうしたらいいかわからない」と思っていた西川が、思わず由介にぶつけてしまった言葉のこぶしは、きっと「自分をしっかり持って和美と頑張っている」由介に抱いていたうらやましさだったのではないでしょうか。それを思わずぶつけて受けた、由介の心の痛みのこぶし。きっと、傷の痛み以上に、心が痛んだことだと思います。

「雨降って地固まる」と言いますが、真矢は6年3組の「雨」になっているのでしょう。まあ、真矢の場合は雨と言うよりも嵐みたいなものですけどね。

真矢からの雨嵐を受けた6年3組の地盤は確実に固まってきています。子供たちはその固い地盤にしっかり根を張って、しなやかに激しい風を受け止める強い木々となって成長しはじめています。真矢に対して、目をそらさず、まっすぐ前を向いて向き合えるようになった子供たちの顔は、目の光は、4月から比べると別人のようでした。

一人の人間として立っていられるようになった子供たちに、次はどんな試練が来るのかと思ったら、今度は「親」だったのですね。今の時代に限らず、親子関係は子供にとって時には大きな支えとなり、時には分厚い壁となっています。子供たちの「これから」を考えたら、支え合う友だちがいなくなってそれぞれの路を生きていくことになる「卒業後」を考えたら、親との関係は避けては通れない問題でもありますよね。特に、真矢の言いなりになってしまうような親たちだったらなおさらのことです。

ただ勉強を詰め込むだけでなく、「自分から」考えて行動することを引き出す真矢の手腕にはただただ感心するばかりです。そして、真矢の切り口の鋭さ、驚くばかりです。真矢の口にする言葉の数々に、今の教育・学校・社会に潜んでいる問題の根元があらわにされ続けています。

最近は一回一回子供たちが何かの力を手に入れてきているので、「次はどんな手で地盤を固めていくんだろう」と真矢の「次の一手」を楽しみにするようになっています。

そして真矢の過去・今に対する疑問。2年間の再教育センターでの研修は、真矢にとってどんな意味があったのか。なぜ子供たち一人一人のことをあんなにつかむことが出来るのか、その辺もだんだん見えるようになってくるのでしょう。それも楽しみにしています。

いや、それにしても、和美や由介の役の子達、いい味出していますね。そして真矢の底知れぬものを感じさせてくれる天海さんもすごい。かすかな微笑みや目線だけでの演技はすごく大変だと思うけど、もう天海さん以外の真矢は考えられないです。

後半年、卒業時にはどんなクラスになっているのでしょうか。最終回がこんなに楽しみなドラマって初めてかも。

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