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ドラゴン桜#5
[2005/08/05 22:56] ドラマ・テレビ
第4話、まだ見ていないのにHDDから消されていました。(T_T)

しょうがないから第5話の話。

今回のターゲットは一郎。
東大を目指し一致団結した特進クラスは、夏休みを直前に控え猛勉強の日々が続いている。

桜木(阿部寛)はさらなる指導向上のため、数学の柳鉄之介(品川徹)に続き、理科の阿院修太郎(小林すすむ)と国語の芥山龍三郎(寺田農)を特別講師として招く。ところが、元からいた龍山高校の教師陣は、桜木の受験方針に激しく反発。かねてからの公言通り、リストラ寸前の教師陣に教職員再雇用試験を実施する桜木。

そんな中、特進クラスの生徒・英喜(小池徹平)が、傷害事件を起こし警察に連行される。龍山高校の生徒である一郎(中尾明慶)と、進学校に通う弟・次郎(水谷百輔)との兄弟喧嘩に巻き込まれたらしいのだ。一郎は次郎をかばって自分で怪我をしたと言い張り、殴った次郎はその場に居合わせた英喜のせいにする。警察は、「優秀」な英喜の言い分しか聞かず、英喜が犯人と決めつける。

桜木は、そんな英喜に「詫び状を書け」という。それは、英喜を犯人だと思ったわけではなく、5分ですむことなら何も意地を張ってプライドを守り2日間拘束されるよりもその分勉強して東大に入ってバカにした奴らを見返せということからだった。その言葉に納得した英喜は、自ら詫び状を書くが、他の特進の生徒は、英喜を守ってくれなかった桜木に失望し、授業をキャンセルする。

一郎は、自分が出来が悪い分、次郎に協力して次郎を守ることが兄の務めだと考えていた。そんな一郎をつれて桜木は次郎の学校に行く。自分の怪我をあくまでも自分のせいだと言い張り次郎をかばい続ける一郎をみて、次郎は「うざったいんだ、みっともない」と罵りの言葉を投げつける。兄として、次郎のために自分の思いを抑えてきた一郎は、家族や次郎の思いが自分の思いやりとは別のところにあることに次第に怒りを覚え、「頑張れば出来るんだ」という桜木の言葉に、「ぼくだってやってみせる。特進クラスに入れてください」と宣言する。

そんなやりとりを校門でずっと聞いていた勇介は、教室に戻り、英喜のえん罪もはれる。そして、英喜が犯人ではなかったことから賭に負けた龍山高校の教師たちも、桜木の「歯車」になることになる。



「進学校だから」というレッテルは、世の中に確かに存在しますよね。そして「勉強が出来ない」=「不真面目・不良」という公式も確かに存在します。学歴社会の作り出したそういう虚像が実は、この世を支配していることも確かです。

高学歴の政治家たちは、「専業主婦はなまけもの」なんてとんでもない発言を平然としますし、効率優先で頭の中に描いた理想像のみを追いかけることによって家庭も、会社も、社会も、政治も、みんなめちゃくちゃになってきています。「いい大学に入って偉い政治家になったんだから」と、税制や年金など、自分たちの痛みはなしに、「下々の何の取り柄もない一般人」から何とかうまく搾取しようとしています。郵政民営化なんか、結局中身はどうでも良くて、それによって「総選挙」になるかならないかだけの話し合いと折衝に混乱しています。「自分のこと」しか考えない。それは、何も高学歴の人間や政治家だけがいけないのではなくて、それを認める世の中も、レッテルや公式を確立している風潮にも問題があります。

「次郎」は政治家や高学歴・高収入などで「人よりも優れている」と誤解している人々。「次郎が悪くない、そんなことするはずない、次郎は大切」と学歴ゆえに甘く接する人たちは、長いものには巻かれる、よらば大樹の陰的な権力にすがって自分に都合良い風に世の中が流れて欲しいレッテルやブランドにあこがれ、あがめる人々。「一郎」は、そんな風潮にあきらめて自分を捨てた人間。または、本当に純真に、真っ白で人を疑わない人間。踏みつけられる痛みに耐えるしかない人間。

そんな社会の縮図をここに描き出しているんですよね。

「東大」というレッテルは今、とても大きな重い意味を持っています。それと同様に、「弁護士」とか「医者」とか、「政治家」などの高学歴職業も大きなレッテルです。そのレッテルを「踏みつけられた痛み」を知る人が得たら、どんなに大きな力になるでしょうか。「レッテルに振り回され、傷つけられた人たち」が持ったら、どんなに幅広い人間になるでしょうか。その強さを得たのが「桜木」であって、自分の今までがあったから「東大」というレッテルにこだわっている。自分の保身のためとはいえ、痛みも重みも知っているから、そういう人間の気持ちもわかるし、彼の行動に納得し、ついていく人間がいるのでしょう。

もう一つ桜木が強いのは、「東大」という、また諸々の「権力」というレッテルが大きく重いものでありながらも実は薄っぺらいものであるということも知っているから。

ほんのちょっとの要領とコツさえあれば、「届かないものではない」と知っているのです。

勉強(この場合の勉強とは、紙の上での勉強という狭義でのものですが)は、要領。コツと楽しささえわかれば、「ゲームをクリアーする」のと同じ快感が得られます。ただ、このコツや要領を教えてくれる人は少ないんですね。勉強が「楽しい」って教えてくれる人がほんとに少ないんです。それは、「紙の上の勉強」だけを推奨してきたから、「楽しさ」や「コツ」を得るヒントになる生活経験があまりに乏しいのです。・・・先生達にも、生徒にも。

桜木はなぜ頑張って「暴走族」から「弁護士」になれたのか。「頑張った」のはもちろんでしょうが、その頑張りの中には、「暴走族としての生活の知恵」とか、「バカにされた悔しさ」とか、「認めてもらえない悲しさ」が、エネルギーになっていたに違いありません。

そういう意味では、龍山高校の生徒には「エネルギー」があります。「特進」クラスは、そのエネルギーの向けどころを定めてやる場所なのだと思います。

「勉強するには、遊んじゃダメ」とか「漫画なんか邪魔」とか、「テレビやゲームは毒」とかいう言葉は良く耳にします。でも、そんな「毒」も、使いようによっては「薬」になるんですよね。今の世の中、「薬漬け」の勉強が推奨されていますが、「薬」も使いすぎると「毒」に変わります。それよりも、「毒」を知り尽くして「薬」に変え、「薬」は効果的に使った方がずっといい。それがこの「ドラゴン桜」における「学び方」のスタンスなんだろうと思います。

・・・もう一つくわえるならば、土曜日の「女王の教室」は、別の視点からこのスタンスを訴えているように思います。「薬」の効能を並べ立て、見せびらかし押しつけていくなかで、それに頼ることは怖いことであり、本当に効く「薬」を自分で見つけなさい、見分ける力をつけなさい・・・といったところでしょうかね。

今期ドラマの同じ学校ものとして、この二つは対極にあるようですけど、言っていることは同じ。表現方法が違うだけなんだと思っています。「女王の教室」の方は、次の記事にて詳しく書きますけど、どちらの教育への提言も、私にはとても納得できるものだと思って楽しんで見て「学んで」います。

第3話 感想  第2話 感想  第1話 感想

ドラゴン桜 公式HP



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