スポンサーサイト
[--/--/-- --:--] スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)
この記事のURL
             
プロの仕事
[2005/03/28 23:47] マンガ・アニメ
今朝突然だんなが「結婚記念日に何もあげなかったから」と本の包みを差し出した。何の本だろうと思って包みを開くとそこに入っていたのは
eroikas.jpgこの本だった。

何で結婚記念日のプレゼントにこの本なのかだんなの意図がよくわからない。

まあしかし、私はこの「エロイカより愛をこめて」というマンガが好きで、現在31巻までの単行本はみんな持っている。以前、どこかでこういう本が出ていると知って、読んでみたいとは思っていたが、だんなからこういう形で手にはいるとは思ってもいなかった。

マンガのストーリーは、一言で言うと、表紙の帯にあるように「スパイ・アクション」である。もともとの主人公は「エロイカ」と呼ばれる美術品泥棒なんだけど、金髪巻き毛の派手好きの伯爵である。その伯爵が第2話でかかわるのが今のもう一人の黒髪の硬派主人公、NATOの少佐なのである。

第1話目は、作者はきっと華麗な美術品泥棒の耽美ながらもコメディタッチなストーリーを構想していたんだろうに、2話目に少佐が出てきてから、すっかり「スパイ・アクション」に様変わりし、NATOどころかCIAやKGBが絡んでのオヤジ指数の高いマンガになっていった。いや、しかしこの作者の持つコメディのセンスはそこここに発揮されていて、シリアスなアクションにうまくスパイスがきいている。

そんな人気長寿作品であるこのエロイカの作者、青池保子さんが書いたマンガの創作裏話である。

読みながら感じたのは「プロだ~」ということだ。
青池さんのマンガが好きでたまらない気持と、その大好きなマンガと、自分のマンガを読んでくれる読者のためへの惜しげもない努力が文章からにじみ出してくるのだ。

実際、エロイカはおもしろい。少女漫画でありながら、私の弟もはまっていて「これは傑作だよ」と言っている。時には難しい社会情勢や社会問題を取り扱いながらも、しっかりとした裏付けのもとに描かれている世界は、登場人物たちが生き生きとしていて引き込まれる。ストーリーだけでなく、綿密な取材や資料をもとに描かれた絵は、かなり正確で精密でほれぼれする。

実は、大学の時に青池さんの原画展を見たことがある。
人間が、こんなにきれいに描くことができるんだろうかとため息をついた覚えがある。髪の毛の一本一本まで生きているのだ。

自分のために、また読者のために、妥協しないその姿がその美しい絵を生み出しているんだなぁと本を読んで改めて感動した。

漫画家を目指す人には、絶対に読んでほしいし、今、商業誌に連載している人でもデッサンめちゃくちゃ、ストーリーが適当、背景が白い、そんな「金もらってんだったらプロらしくしろ!」と石を投げたくなるような似非プロ作家には何回でも声を出して読んでほしいと思う。

もちろん、エロイカが好きな人にはたまらなくおもしろい本だし、一人の人間としての青池保子さんを知るのにも良い本だと思うので、興味のある人はぜひ手に取ってみてくださいませ。
スポンサーサイト
マンガ・アニメ | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL
≪ボビー大好き。 金八先生・・泣いた。≫
コメント
コメントの投稿














コマちゃんへの秘密のコメントにする

トラックバック
トラックバックURL
http://komacafe.blog6.fc2.com/tb.php/18-c6dcbab4
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。