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← 2005年10月 →- 女王の教室に思うー1- [2005/10/03]
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女王の教室に思うー1-[2005/10/03 15:00] 教育・学校
えーと、わたしは教師ですけど、このブログにて教育論を述べるつもりはなかったんですよね。
理由その1は、個人的なブログだから、「仕事」という公的なことから離れたいという気持ちから。 理由その2は、「教育」というのはかなり話題として問題になりがちであるので、わたしひとりの気持ちを書いて偏った情報として流れるのはまずいと思ったから。 理由その3は、「堅苦しく」なってしまうのでは、と思ったから。 要するに、教育というものに対しての偏って固定された認識を持って欲しくなかったからなんですよね。だけど、今はちょっと書きたい気分なんです。きっかけは、「女王の教室」の最終回の感想へのTBをいただいたこと、そして10月1日の出来事があったこと…からです。 きっかけとなったTBは、なかまたさんの ファミリー メンタル クリニックというブログからのTBでした。 そしてなかまたさんは、わたしのブログの「女王の教室」関連の記事を全部読んで、ご自分のブログ記事への感想も「お待ちしています」とコメントくださいました。 なかまたさんのブログを読みに行くと、そこには子供の「発達心理学」面から見た女王の教室の子供たちの変化と真矢の狙ったところについてを書いておられました。お返事しようと思ったのですが、どこにどうコメント付けていいのか分かりません。どうしようかと考えているうちに、10月1日の出来事が起こりました。→生気のない絵に衝撃 やるせない気分になりました。今の学校も、保護者も、子供も、どうなっているんだろうとずっと心の中で思っていたことを書かずにいられなくなりました。 「女王の教室」は、初めの頃からかなり物議を醸していたドラマです。でも、わたしは確かに過激な表現はありましたが、真矢の気持ちがよくわかりました。真矢の狙っているところも、わかった気がしました。真矢は、心の中にあるわたしの「理想とする教育」を表出しようとしていたからです。日頃からわたしが教育に対して「こうありたい」と思うことを言葉にしてくれていたからです。 間違えないで欲しいのは、真矢を「肯定」しているわけではないのです。(これはさんざんブログにも書いてきましたが。)ただ、彼女のねらいや頑張ったことや、訴えてきたことについて、「イメージして」欲しいと思っているだけなのです。 わたしは、「女王」にはなれませんでした。生徒のために、自分の持っているものを出し切って頑張ってきたつもりです。そのあげく、2度のうつによる休職に陥りました。息子は不登校です。娘は学校が嫌だと言いながら毎日かろうじて通っています。同じく教員の主人は、毎日「仕事が終わらない…」と遅くに帰ってきて、疲れて眠り、朝早くに起きて「休みたいなぁ、でも子供が待ってるから…」と出かけていきます。風邪で8度の熱を出して早退してきた翌日に、学校のスキー教室に出かけていきました。 我が家は、確かに「普通の家族とは違う」生活になっていますけれども、「特別な」家族なのでしょうか。「学校が楽しい」所でないのは、私たちだけなのでしょうか。 増えている不登校、暴力事件、等々の問題はどうしていくべきなのでしょうか。学校祭で生徒たちの描いた絵が悲鳴を上げているように感じたことは、考えすぎなのでしょうか。 しばらく、この話を続けようと思いますので、こういう話が苦手な方はスルーしてください。また、何か思うところのある方は、ぜひコメントをいただけると嬉しいです。 最終回感想 第10回感想 第9回感想 第8回感想 第7回感想 第6回感想 第5回感想 第4回感想 第3回感想 第2回感想 第1回感想 女王の教室ーもっと議論を 女王の教室 公式HP スポンサーサイト
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