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  2005年07月  

             
いま、会いにゆきます#3
[2005/07/19 23:52] ドラマ・テレビ
「走れメロス」にかけた祐司くんとたっくんとの気持とか、記憶のない澪と祐司・巧の心のすれ違いがもどかしかった今回でした。


澪(ミムラ)は、未だに巧(成宮寛貴)と佑司(武井証)の事を思い出せないでいる。しかし、近所のケーキ屋の夫婦・俊輔(生瀬勝久)とあすか(中井美穂)から、夫婦とは相手をどれだけ知っているかが大事だと聞き、記憶がない分これからの巧と佑司をもっと知っていこうと決め、新しい生活の中で少しずつ笑顔を取り戻しはじめる。
そんな中、巧は勤め先の図書館でミスをしてしまい、岡崎(京晋佑)に怒鳴られ落ち込んでしまう。
一方、佑司のクラスに転校してきた岡崎博史(吉田里恩)は、金魚の水槽を割ってしまった事を佑司のせいにしてしまう。 ショックを隠せない佑司だが、巧には相談できないでいて…。
(HPあらすじより)


愛しい澪の寝顔を見て、「澪」と呼びながらそっと触れる巧、はっと気づいて飛び起きる澪。二人の結婚式の写真を見つめ、結婚指輪の入った箱を大事に見つめる巧と、その箱を見つけて指輪をはめようとして、いけないことをしたかのようにあわててしまう澪。

一方は好きで大切な思いであふれそうなのに、一方はそれを受け止めきれない。切ないですよねぇ。いままで一緒にいた記憶があるから、愛しい人と思えるのに、一切それを無くしてしまったら突然隣にいる異性を愛せと言っても出来ないのは無理ありません。その辺のもどかしさにくわえて、自分が仕事でいっぱいいっぱいだという悩みをうまく伝えられないと言うもどかしさがいっそう切なかったです。

その思いは祐司も同じだったんでしょうか。「ちゃんとボクを知っていてくれている」ママにだったらちゃんと金魚の件も話せたのでしょうが、心配かけまいとするあまりに澪には話せなかったんでしょうね。

でも、その辺のすれ違いと、メロスとかけるあたりはちょっと強引だったかも。祐司が何で一言「ボクじゃない」って言わなかったのか。「何があっても祐司を信じる」って言ってもらいたかったとしたら、なおさら祐司は「ボクはやっていないよ」ってちゃんと先生に言うべきだったと思うのですけど。

はずみとは言え祐司が博史をころばしてあの状況で巧が呼び出されたら、何はなくてもまずは謝らざるを得ないですよね。ましてや相手の親は巧のミスで迷惑かけたその人だし。水槽を割った時にだって、あの先生はきっと祐司にも博史にも話を聞いたと思うのだけど、その時にちゃんと話をしないで「たっくんは信じてくれない」って言っても無理があるような気がします。

なので、最後にとってつけたように博史が謝って、父親も謝って急にいい人になっているのが変な感じでした。

それから、巧の過去話も。女子更衣室をのぞいている生徒を注意したのに、自分と間違われて職員室で怒られているところもなんだか違和感。「信じてもらえなかった」っていうアクシデントとしてはなんだかとってつけたような話だった気がします。

でも、澪が巧の一生懸命な姿を見て、「この人のことをもっと知りたい」と思うところは良かったです。そして、「お互いに隠し事をしない」と約束するところと、その後に生前澪がしていたへそくりが見つかって、澪が照れるところも良かったです。少しずつ、お互いの距離を近づけてきているんだなって思いました。

相変わらず、自然はきれいです。自然描写を心理描写と絡めているところがとても素敵です。

巧と澪の過去話、もっともっといっぱい出てくるといいんだけどなぁ。このままだと、最後に一気に片づけることになりそうで心配な気がします。

第2話感想  第1話感想

いま、会いにゆきます 公式HP
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