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  2005年07月  

             
女王の教室#1
[2005/07/03 02:57] ドラマ・テレビ
「女王の教室」第1話

これはまた・・・賛否両論が分かれそうなドラマですねぇ。

番組が終わってから公式掲示板見に行ったらほんとに分かれていました。まあ、わかるな。

それにしても、あの「瑠璃の島」のあとによくこんな極端なドラマ持ってきたものです。そして、教育現場にあの主人公を持ってきたことも合わせて、日テレの勇気にはある意味敬意を表します。

一回目のあらすじは、ちょっと難しくて書けません。
と言うのも、まだよくお話とか様子が見えていないからです。
感想も難しいですねぇ。

でも、正直に言うと「おもしろい」と思った自分がいることは否定できません。そのおもしろさとは、「最終回がどうなるのかがわからない」という不透明感。難しい数学の問題を何としてでも解いてやろうと意気込んでいる時の、ワクワク感。「結果がどうなるの?」という、最終回への期待と言ったところでしょうか。

だから、先が見えてしまったらつまらなくなってしまうかも。

天海祐希さん演じる真矢先生の独裁教育では、言っていることは正しいんですよね。世の中の真実を厳しい言葉でだけどズバリ言い当ててる。食べ物を粗末にしすぎる日本人。公平とか平等とかを偉そうに言っていながら、結局エリートが出世して階級差ができている現実。確かに眠くなる校長の講話。意味のない形式だけの儀式。年配者に対しての尊敬のなさ。

そういう違和感を感じるのに目をつぶって見知らぬふりをしている物事をどーんと突きつけている感じです。

私の小学校の時の先生達は厳しかったです。先生は絶対で、授業中、無駄口なんて考えられなかったし、廊下に正座とかビンタとかも当たり前だったし。忘れ物なんかしたら自分で家まで取りに行かされましたしね。どんなに遠くても。

でも、そうやって大人の人は年配者への思いとか、尊敬の念とか、社会のルールを守ることの厳しさを教えていたんだと思います。

今は、何かって言うと「体罰」とか「不公平」とか騒いで、肝心の「何をどうやって教えるか」を見失っている気がします。現実の厳しさは今も昔も変わっていないのに、それに目をつぶってきれい事だけですませようとしている感じがします。

だからでしょうか。私は真矢先生の言っていることはそんなに嫌悪感を感じませんでした。むしろ、こういう人がよくつぶれないで教師をやっていられるものだと感心します。たくさんの生徒を見てきて、私の中にも、ある意味真矢先生のようにきっぱりと見るべきところを見せたいという思いがあるからかもしれません。

むろん、すべてがあれで良いとは思わないし、ああいう教師だけでも困るでしょう。また、ドラマの世界だから、と割り切って見ているせいもあるでしょう。でも、現実だって真矢先生のような人も、しおり先生のような人も、みーんな存在できるような学校であったら、いろいろな先生の色々な信念が共存して協調していく学校であったら、教育現場も変わると思うのです。

私はどっちかというと、しおり先生タイプです。でも、真矢先生のようなきっぱりしたところも必要だと思います。なにより、生徒全員のデーターを初めて合うまでに頭にたたき込んでいるあたり、ちゃんと子どもを見ようとしているのだから、すごいと思います。

きっと賛否のうち、「否」の意見の方が多いと思うので、あえて「賛」に近い感想を書いてみました。だって、やり方に問題はあるけれど、真矢先生の考えは間違っていないし、「子どものことを考えている」という意味ではちゃんと「先生」だと思えたからです。・・・まあ、でも、一回見ただけではまだ何とも言えないから、これからの進展をいろんな意味で楽しみにしています。

女王の教室 公式HP
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